企画展

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~あの夏から70年~「井上靖と戦争、家族、ふるさと」展
会期 2015年8月6日(木)―2016年3月29日(火)

戦後70年、井上靖の視点から「戦争、ふるさと、家族」をかんがえる企画展。 30歳の井上靖は1937(昭和12)年8月に応召、10月7日より二等兵(輜重兵)として中国・北支の地を行軍開始。11月6日脚気と診断され、野戦病院に入院、翌年に内地送還された。「社員手帳の日記」(行軍日記)は内地送還された3月までを綴った。 友の戦死、行軍体験から井上は終生、「戦争」を書いている。そして、慰霊、鎮魂のおもいを碑に刻む。「ふるさと凱旋」は今でも井上の主題でありつづけている。その知られざる作品群を紹介する。 また、天城湯ヶ島から出征した西川喜三郎氏は井上と同じ部隊で行軍した。その「軍務日記」を初公開。 井上、西川の「日記」を並べた。その余白から、未来を託して逝った者の鎮魂の叫びを聴きとるだろう。


会期 2015年8月6日(木)―2016年3月29日(火)

【展示】
1.30歳の二等兵・井上の「中国行軍日記」(1937~1938) 湯ヶ島から同期出征の井上、西川、伊藤、土屋・・・「中国行軍日記」の行程と記録
2.家族の疎開と井上の「終戦記事」 (1939~1945) 疎開先(鳥取県日南町)―ふみ夫人、「玉音ラジオに拝して」、後のエッセイ「終戦日記」
3.戦死、鎮魂( 1946~1991) 友の死、体験とその作品群「石庭」、「友」、「手」、「無蓋貨車」、「ある兵隊の死」、「母の手」、「通夜の客」、井上「慰霊碑」文・・熊野山、硫黄島

【見どころ】
同じ部隊で行軍した初公開西川日記。井上と西川の日記のそれぞれの行間、余白の違い?
戦地から持ち帰った、初公開の井上の銃弾1個、西川の「壺」。

【催し】
○8/8~8/31夏休みの催し
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○文学展講座 *各講座は13時~14時、定員25名、事前にご予約ください

8月15日(土)「湯ヶ島のお盆を楽しもう!」講師・岡田明子(伊豆市湯ヶ島在住)
9月20日(日)「井上靖と戦争」講師・宮崎潤一(『井上靖と戦争』著者)
11月8日(日)「父・福田正夫、井上靖、戦争のこと」講師・福田美鈴(詩人・福田正夫詩の会)
12月6日(日)「芹沢光治良と井上靖の戦争」講師・勝呂奏(桜美林大学教授)
3月13日(日)「父の中国行軍日記」講師・黒田佳子(詩人・井上靖次女)

○10/31~11/3「しろばんば祭り」10月31日~11月3日 BGM「しろばんばの唄」

○塩餡おはぎ販売(限定30セット)8月23日、9月27日、10月25日、11月29日(各日曜日)


○「井上靖 中国行軍日記」2016年3月特別刊行予定

協力:西川濃 神奈川近代文学館 井上靖記念館(旭川市)
後援:一般財団法人 井上靖記念文化財団

「秋田のマリヤ」
湯ヶ島から出征 1937(昭和12)年
後列左より井上、伊藤、前列左より土屋、西川