井上靖のことば

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2016.11.3更新


「あした来る人」



「君もいつかは大きい樹にならなければいけない。もっとも必ずしも大きい樹になる必要はない。小さい樹でも、大きい樹と同じように、思いきって自由に四方に枝葉を伸ばせばいい。小さい樹でもそういう樹がある。それはそれで立派だ」



挿絵・福田豊四郎


「あした来る人」
1954(昭和29)年3月~11月、『朝日新聞』へ連載。220回。井上靖47歳。
1955(昭和30)年2月、朝日新聞社より刊行。
登山に熱中する夫、カジカの研究者に惹かれていく妻。夫は若きデザイナーと恋愛関係になるが、デザイナーは義父の寵愛を受ける女性だった。「あした」を生きる男女の姿を描いた長編小説。


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