井上靖のことば

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2016.12.2更新


「星と祭」



人間の悲しみというものは、もともと消えたり、薄らいだりするものではないかも知れない。水のように蒸発したりするものではなく、石に刻まれた跡のように、それは永遠に残るものかも知れない。




琵琶湖風景


『星と祭』
1971(昭和46)年5月~翌年4月まで『朝日新聞』へ連載。333回。井上靖64歳。
1972(昭和47)年10月、朝日新聞社より刊行。

琵琶湖で命を落とした若い男女、二人は湖の奥深くに沈んだ。わが子を亡くした父親が湖北の十一面観音と出会い、ヒマラヤでの観月で子どもを偲ぶ。
愛娘を生後七日で亡くした井上靖。年老いての人生観、生と死が静かに表現された作品。






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