井上靖のことば

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2019.5.11更新


「銃声」



草臥(くたび)れたら何時(いつ)でも腰掛けられる座席を、自分を棄(す)てて行った者たちにまで、故里の自然というものは常に用意しているかのようであった。







「銃声」
芥川賞受賞の翌年、1951(昭和26)年1月1日号「文学界」へ発表。井上44歳。
「井上靖全集」第二巻、1995年6月、新潮社へ収録。


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