ようこそ文学館

設立の経緯

「この地に文学館を建てる」

北に秀峰富士、南に紺碧に輝く駿河湾を望むクレマチスの丘。

文学館のこの地は、『あすなろ物語』で
「寒月ガ カカレバ キミヲシノブカナ 
愛鷹山(あしたかやま)ノフモトニ住マウ」
とうたわれています。

文学館は井上靖と沼津中学後輩の岡野喜一郎(1917~1995)が、井上66歳の1973(昭和48)年に設立、開館しました。文学者存命中の文学館として大きな話題になりました。井上は足しげく訪れ『本覚坊遺文』『孔子』など創作中のことを話して読者の心の声を聴いています。

文学館活動

ふるさとを読み継ぐ

誰にもある心のふるさと、美しい日本語の対話、自然とともにある生活…
「豊かな心の財産を子どもたちに残してゆきたい」

井上靖文学館は、何か大事なものを次の世代へ引き継ぐために、山脈に譬えられる井上文学が大きな懸け橋になると信じています。お互いに感じる心を分かちあう「読みあいの会」、井上ゆかりの「ふるさと」を共にする企画、朗読会などから、今後も詠み継ぐきっかけを作っていきたいと考えています。

文学館のご案内

写真や直筆原稿、映像でたどる井上靖の軌跡

井上の自伝的三部作『しろばんば』『夏草冬濤』『北の海』は当館ならではの常設展示です。シルクロード西域作品、『氷壁』などの企画展と講座開催。映像コーナーは井上本人が登場する作品をDVDでご案内。
販売は井上作品文庫本、「おめざの黒玉」、話題の「黄色いゼリー」などです。